内臓脂肪と皮下脂肪の違いと対策！

みなさん、こんにちは！
北海道/青森/岩手/宮城/山形/福島/千葉でパーソナルジムを提供しているリアルボディRグループです。

体につく脂肪には、内臓脂肪や皮下脂肪などいくつかの種類があり、それぞれつき方や落とし方などに違いやコツがあります。今回は、内臓脂肪がついてしまう原因や体への影響などについて解説します。

内臓脂肪と皮下脂肪の違い

内臓脂肪は内臓周辺に蓄積する脂肪で、とくに胃や腸を覆う膜につくため、お腹まわりを中心に上半身に多く脂肪がつきます。男性と女性では男性の方につきやすく、短期間で蓄積される一方、減らしやすいことが特徴です。また、内臓脂肪型肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が２つ以上組み合わさると心臓病や脳卒中などになりやすい病態のメタボリックシンドロームとなります。しかし、内臓脂肪が蓄積されているのに、見た目には太って見えない“隠れ肥満症”の人もいますので、注意が必要です。皮下脂肪は皮膚のすぐ下に蓄積されます。お尻や太ももなど下半身にとくに多くつきますが、二の腕などにもつき、全身につきます。 こちらは女性の方がつきやすく、少しずつじわじわとつき、減らしにくいといった特徴があります。

内臓脂肪はデメリットだけじゃない!?

リンゴ型肥満を引き起こす内臓脂肪ですが不必要なものかというとそうとも言い切れません。実は内臓脂肪は内臓を正常な位置に保持し、衝撃から内臓を守る役割を持っています。カラダにとって内臓脂肪は、実はなくてはならない存在なのです。脂肪燃焼、インスリンの働きの正常化、動脈硬化予防、高血圧予防、心臓の保護などの働きをするアディポネクチンの分泌があります。さらに、食欲を抑えるホルモンで肥満抑制や体重抑制の役割を持つレプチンの分泌もメリットです。アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンの一種で、ヒトの健康維持に重要な役割を持つといわれる物質です。逆に内臓脂肪過多になるとメリットであるアディポネクチンやレプチンの分泌が逆に低下してしまい、体重増加、動脈硬化の促進、血栓を作りやすくなります。 また、高血圧、高血糖、血中コレステロールや中性脂肪の増加も引き起こしやすくなります。

内臓脂肪が増える原因とは？

摂取エネルギー過多

消費エネルギーより摂取エネルギーが増え、余剰エネルギーが脂肪となり体内に蓄積します。 つまり、食べ過ぎや運動不足が内臓脂肪の増加に影響します。

基礎代謝量の低下

加齢や運動不足などで筋肉量が減少することで基礎代謝量が低下し、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回り体内に脂肪が蓄積します。

睡眠不足

睡眠不足により乱れた体内時計が脂肪を蓄積させるホルモン分泌を促進するともいわれています。

自律神経の乱れ

ストレスや不規則な生活などで乱れた自律神経が体内の脂肪の燃焼と貯蔵をコントロールする交感神経の働きを低下させ、脂肪がつきやすい体となります。

過度な飲酒

糖質を多く含むお酒は、エネルギーとして消費されない分が脂肪になりやすく、さらに食欲を高めるホルモンを分泌させるため内臓脂肪を増加させる要因になります。

内臓脂肪を減らすには

内臓脂肪を減らすためには、揚げ物などの高カロリーな食品を控えて野菜や豆腐などを積極的にとり、バランスのよいメニューで腹八分目を目安に食べることを意識しましょう。脂肪燃焼を促進させるアディポネクチンはAMPKという酵素を活性化する働きがあります。AMPKはインスリンの働きをよくして、体内の糖質や脂肪やたんぱく質からエネルギーを作り出す働きを持っています。筋力の収縮や、虚血と再灌流によってもAMPKは活性化するため、筋力トレーニングを続けることで脂肪を燃焼しやすい身体を作ることができます。そのため、「バランスの良い食事」「筋トレ」を意識すると内臓脂肪が減りやすくなるので ぜひ日常に取り入れてみましょう。